会長メッセージ

仙臺暖簾を守る会 会長 田中 善一

「仙臺暖簾を守る会」に参加する会員は、積み上げた社歴も携わる業種も実にさまざまです。しかし共に思うのは、商売を通し、仙台市民の皆さまの暮らしを支える一端を担わせていただいているという、ささやかな誇りです。
「のれん」には形あるものと、商売に寄せる志や決意、誇りといった形の無いものがあると思います。看板などに姿を変え、形ある「のれん」を目にすることは少なくなった昨今ですが、創業の精神や信頼、商いへの誇りという「のれん」は変わることはありません。また、これからの仙台を担う若い企業家の方々の熱意のある活動に出会う度に、大変にうれしく心強くも感じます。
「仙臺暖簾を守る会」では、「のれん」を支え育んでくださるお客さまへの深い感謝の気持ちを忘れることなく、新旧の企業や商店が手を携え時代を柔軟に捉えながら、仙台に誕生した「のれん」を、仙台のブランドとして後世に伝え継ぎたいと考えております。
皆々さまのさらなるご支援ご協力をお願い申し上げます。

仙臺暖簾を守る会 会長 田中善一

「仙臺暖簾を守る会」の由来

暖簾への思いと、お客さまへ感謝を伝えるために

「仙臺暖簾を守る会」の誕生のきっかけは、暖簾を愛用する寿司店有志の「古くなった暖簾を粗末にできない。供養したい」という声でした。これにより開催された「暖簾供養祭」。中心になったのは、誠鮓の高橋誠氏と橘寿司の相沢光哉氏でした。この暖簾供養祭は口伝えで広がり、仙台の老舗店へ周知されることとなります。後に仙臺暖簾を守る会・初代会長に就任した株式会社タゼンの田中善次郎氏をはじめ在仙の老舗企業代表が、「暖簾塚」建立の声掛けを広く行い、賛同を寄せたお店や団体は240余り。戦後50年、暖簾の原点を見つめなおそうという経営に対する反省でもあったといいます。平成6年(1994)4月27日に初の会合が持たれ、そこから準備に費やした期間はおよそ1年半。平成7年(1995)年10月28日、仙台市青葉区茂庭の大梅禅寺境内に「暖簾塚」を建立し、多くの仙台商人や関係者列席の下、「暖簾塚」を前に暖簾供養が行なわれました。
この際に結成された「暖簾塚を建立する会」は、暖簾塚を後世へ守り伝え顧客への感謝を表す活動を継続するため、名称を改め「仙臺暖簾を守る会」が誕生したのです。

仙臺暖簾を守る会の半纏

歴史

歴史1歴史2歴史3
平成6年
第一回準備委員会平成6年4月27日
平成7年
第二回準備委員会 発起人代表:田中善次郎氏を選出平成7年2月23日
会長就任(田中善次郎会長)平成7年10月28日
暖簾塚建立、除幕式、改組:暖簾塚を建立する会(会長・田中善次郎)」から「仙臺暖簾を守る会(同)」平成7年10月28日
平成8年
平成8年度 暖簾感謝祈願祭、第1回暖簾フォーラム開催平成8年10月22日
平成9年
平成9年度 暖簾感謝祈願祭平成9年10月27日
「のれんと暮らし展」開催平成9年10月27〜30日
平成10年
平成10年度 暖簾感謝祈願祭平成10年10月24日
暖簾塚と仙台の味を訪ねる会 (白松がモナカ工場見学、鐘景閣 他)平成10年10月24日
平成11年
平成11年度 暖簾感謝祈願祭平成11年10月11日
「のれんと暮らし展」開催平成11年10月11〜15日
仙台開府400年を記念し秋保温泉招待クイズ 掲載平成11年10月11日

平成12年以降の仙臺暖簾を守る会「歴史」を表示・非表示

平成12年
平成12年度 暖簾感謝祈願祭平成12年10月28日
仙台開府400年暖簾感謝記念・秋保温泉招待クイズ
平成13年
平成13年度 暖簾感謝祈願祭平成13年10月20日
御譜代町の暖簾と暮らし(仙台民俗歴史資料館)平成13年10月20日
平成14年
平成14年度 暖簾感謝祈願祭平成14年10月3日
伝統工芸と名湯めぐり(秋保温泉、秋保工芸の郷)平成14年10月3日
平成15年
明るく笑って健康イチバン「のれん寄席」平成15年10月24日
平成16年
平成16年度 暖簾感謝祈願祭祭平成16年10月27日
10周年記念文化講演会 電力ホール 講師:野田一夫(宮城大学)氏平成16年10月27日
平成17年
平成17年度 暖簾感謝祈願祭平成17年10月17日
みやぎの明治村とよまを訪ねて!(みやぎ明治村)平成17年10月14日
平成18年
平成18年度 暖簾感謝祈願祭平成18年10月19日
水と緑と歴史の町「丸森」を訪ねて(阿武隈船下り、丸森町)平成18年10月19日
平成19年
平成19年度 暖簾感謝祈願祭平成19年10月11日
仙台のふるさと岩出山の御譜代町を訪ねる(御譜代町 他)平成19年10月11日
平成20年
平成20年度 暖簾感謝祈願祭平成20年11月6日
サンセットクルーズ塩釜・の歴史と味(塩釜、松島 他)平成20年11月6日
平成21年
会長就任(湯目一潔会長)平成21年10月15日
仙臺暖簾を守る会 創立15周年記念式典日平成21年10月15日
平成21年度 暖簾感謝祈願祭平成21年10月15日
相馬を訪ねて!(相馬中村神社、鐘崎笹かま館 他)平成21年11月5日
平成22年
平成22年度 暖簾感謝祈願祭平成22年6月22日
暖簾感謝祭(秋保温泉4湯巡り 佐勘、水戸屋、岩沼屋、緑水亭)平成22年9月28日
平成23年
平成23年度 暖簾感謝祈願祭平成23年10月20日
平成24年
平成24年度 暖簾感謝祈願祭平成24年10月16日
暖簾感謝祭(米沢城下町を訪ねて)平成24年11月1日
平成25年
平成25年度 暖簾感謝祈願祭平成25年10月23日
暖簾感謝祭(秋保温泉ホテル佐勘 慈眼寺 塩沼亮潤講演会)平成25年11月7日
平成26年
平成26年度 暖簾感謝祈願祭平成26年10月28日
暖簾感謝祭(会員工場見学と作並温泉昼食と入浴)平成26年11月6日
会長就任(田中善一会長)平成26年12月20日
平成27年
平成27年度 暖簾感謝祈願祭平成27年10月28日
暖簾感謝祭(仙台うみの杜水族館、鐘崎七夕館、日和山 他)平成27年11月5日
平成28年
平成28年度 暖簾感謝祈願祭平成28年11月7日
暖簾感謝祭(登米市、南三陸 他)平成28年10月27日
平成29年
平成29年度 暖簾感謝祈願祭平成29年10月23日
暖簾感謝祭(一ノ蔵見学、鳴子温泉、旧有備館)平成29年11月14日

仙臺暖簾を守る会の活動

暖簾感謝祈願祭 仙臺暖簾を守る会 総会 暖簾感謝祭

暖簾感謝祈願祭

毎年秋に、大梅禅寺(仙台市青葉区茂庭)境内中庭で開催される祈願祭。「仙臺暖簾を守る会」会員が暖簾塚に会し、1年間の暖簾へのねぎらいと商売の無事を感謝し、さらなる1年の商売繁盛を祈願します。

暖簾感謝祈願祭

仙臺暖簾を守る会 総会

会員に向け、1年間の活動報告・収支報告と、次年度活動の方向性・予算案の提案を行います。

仙臺暖簾を守る会 総会

暖簾感謝祭

開業から今日まで、暖簾を育て支えてくださったお客さまへの感謝の気持ちをお伝えし、顧客サービスと経営への決意を新たにすることを目的に、毎年秋に一般の方々を交え開催するイベントです。

暖簾感謝祭

会員のみなさまへ
暖簾感謝祈願祭、仙臺暖簾を守る会総会のご案内

令和6年度(第29回)
「暖簾感謝祈願祭」「仙臺暖簾を守る会 総会」を開催します。

令和6年度(第29回)「暖簾感謝祈願祭」「仙臺暖簾を守る会総会」を下記の日程にて開催します。
 コロナ禍、世界情勢の不透明感、低迷する深刻な経済状況。さまざまな不安要素が長期化する最中だからこそ、暖簾の会会員の皆々様と共に大梅禅寺の暖簾塚にて、お客様と商売の安寧を願いたいと思います。会員の皆様には、ぜひご列席賜りますようお願い申し上げます。

令和6年度(第29回)暖簾感謝祈願祭
日時
 令和5年10月17日(火)9:30〜
場所
 大梅禅寺(青葉区茂庭綱木裏山四)
 ※江陽グランドホテル前より、午前9時にタクシーでご案内いたします(タクシーご利用は事前予約要)
令和6年度(第29回)仙臺暖簾を守る会総会
日時
 令和5年10月17日(火)10:30〜
場所
 江陽グランドホテル
 ※新型コロナウィルス感染予防のための対応を、行っております。

第29回「暖簾感謝祈願祭」「仙臺暖簾を守る会総会」


暖簾感謝祈願祭(大梅禅寺)

仙臺暖簾を守る会 総会(江陽グランドホテル)

10月17日(火)、第29回「暖簾感謝祈願祭」は会員の皆様のご列席の下、青葉区茂庭の大梅禅寺暖簾塚にて厳かに執り行われました。晴天に恵まれ、星住職の読経に続き暖簾への感謝を込めて暖簾塚に手を併せた列席者一同。会が発足から間もなく30年の節目を迎えるにあたり、襟を正したひと時でもありました。


その後、江陽グランドホテルへ移動し、仙臺暖簾を守る会総会を開催。 田中善一会長のあいさつに始まり、今年度の総会には藤﨑三郎助仙台商工会議所会頭(株式会社藤崎代表取締役会長兼社長)の祝辞を賜り、総会は令和5年度事業報告・収支報告、監査報告など粛々と進行。令和6年度は仙台暖簾の会発足30周年を迎え、記念事業を行う予定であることなどが周知された後、お開きとなりました。
多くの会員の皆様のご列席を賜りましたこと感謝申し上げます。


「仙臺暖簾を守る会」会員募集

仙台市内を拠点に活動する企業のご参加をお待ちしています。
創業年数や業種に制限はありません。
「のれん」を守り続ける企業、お客さまへの信用を大切にしてきた企業など、新旧の「のれん」が手を取り合い、時代を切り開く仲間を募ります。
詳細は「仙臺暖簾を守る会」事務局までお問い合わせください。

問い合わせ先/仙臺暖簾を守る会 事務局
〒980-0811
仙台市青葉区一番町1-8-17 2F
TEL/022-265-3814 FAX/022-265-3815
仙臺暖簾を守る会 会長メッセージ